PM2.5とは
空気中には様々な細かい粒子が浮遊しています。
その中のサイズが2.5マイクロメートル以下のとても細かい粒子をPM2.5と呼んでいます。
2.5マイクロメートルというのは、人間の髪の毛の直径が約70マイクロメートル、スギ花粉が20~30マイクロメートル、そのスギ花粉の1/10ほどの大きさであり、非常に細かい粒子であるため、人間の肺の中まで到達しやすいため、注意が必要です。
PM2.5の発生原因
中国の高濃度のPM2.5が日本にも飛んでくるのではということで問題になっています。
中国では石炭を燃やしたり、精製率の低い質の悪いガソリンを使っている為、車の排気ガスからも汚染物質が排出されています。
また、日本では工場で排ガスを精製する装置があり、工場から出る煙はほとんど水蒸気ですが、中国では排ガスを精製する装置が不十分なため、汚染物質が空気中に出てしまっているのです。
PM2.5の人体への影響
粒子が大きければ、鼻や喉の粘膜にくっついて止まりますが、PM2.5のように粒子が小さいものは、肺の中まで到達し、それによって人体に影響があるのではないかと考えられていおり、
ぜんそく、ガン、心臓病、脳梗塞などの危険性が指摘されています。
PM2.5対策として
・マスクをする
・濃度が高い時には外出を控える、窓を閉める
・布団や洗濯物を外には干さない
・手洗い、うがいをする
・空気清浄機を使用する
など濃度が高い日には注意をして行動する必要があります。
PM2.5対策
鼻呼吸でフィルターをかける
鼻には吸った空気を浄化する機能が備わっています。
鼻から空気を吸うと、吸った菌の50~80%は鼻の粘膜に吸着され、処理されます。
また、有害物質を吸い込むと、くしゃみで飛ばしたり、鼻水で流したり、外に出そうとする防御機能が働きます。
口呼吸をすると、口から吸った空気は、そのまま喉まで行き、喉の粘膜が、汚染物質や菌におかされることになります。
そしてこのような菌などが白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまいます。
PM2.5は超微粒子なため、鼻呼吸でも防ぐことはできませんが、口呼吸の場合、さらに大量に吸い込むことになり危険です。
口呼吸が習慣化している方は、鼻呼吸に切り替えるようにしましょう。
PM2.5対策
運動と入浴でデトックス
微小粒子状のPM2.5が肺を通過して血液に入り込むと、血液をドロドロにしてしまう可能性があります。
この有害物質を体内から排出するためには、運動や入浴で汗と一緒に有害物質を流してしまうこと。
お風呂もシャワーで済ませず、湯船にしっかりとつかることが大切です。
39℃前後のお湯に、20~30分くらいつかるのが理想的です。