花粉症発症のメカニズム
花粉症発症のメカニズム
スギ花粉の大きさは直径30マイクロメートル(マイクロメートルは1ミリの1/1000の大きさ)ほどです。
この花粉が目や鼻から入ると、体内には「IgE抗体」という抗体が作られ、目や鼻、口などの粘膜に存在する「肥満細胞」とくっつきます。IgE抗体は花粉にさらされるたびにどんどん作られて体内に蓄積されます。
IgE抗体ができると体内の免疫システムはスギ花粉を攻撃する準備ができたということになります。
本来、害のないスギ花粉に対して、免疫システムが作用してしまうことをアレルギー反応の「感作(かんさ)」といい、いつアレルギー症状が起こってもおかしくない状態に近づいていきます。
この攻撃しなくてもいいはずのスギ花粉のアレルゲンに「感作」されることが花粉症発症ののメカニズムなのです。
今、症状が出ていなくても安心はできません。
いつ体内で感作の状態になるかわからないので、発症していない人もできるだけ花粉と接することを避け、花粉症発症のリスクを減らしましょう。
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